今月のCD

 

 

 

Cornelius-Point

コーネリアスこと小山田圭吾がまた、ゴージャスなサウンドのアルバムを出した。ロックとテクノが絶妙にミックスされたナンバーばかり。さまざまなジャンルのノイズ(風、叫び声、返し波、水滴のしたたりetc・・・)が、全体を彩っている。Pierre HENRYLuc FERRARI等が、戸を引っかくような音まで好んで取り入れていたが、最近の「エレキ・アコ」のアーティストが使うあの一種の技法である。

例によってTex Averyの漫画のキャラが今にも飛び出してきそうなブッ飛びサウンドの途中、一見平凡な音が入っているが、型破りのコーネリアスは、あらゆるジャンルのサウンドエフェクトでおきまりの構成をうまくくずしている。メロディックでアグレシヴ、それでいてコミカルな音の広がりは、アルバムのイントロだけでも、ギュッと集約されたコーネリアス魂がうかがえる。

コーネリアスの魅力はなんといっても1枚のアルバムで1つの次元を生み出していることだ。前後のうたとうたを切り離して聴く事はできない。各パートがアルバムの1小節なのだ。

 

翻訳 :森下

 

 

 

 
Bug (Electric las minute)
聞きたい!
聞きたい!
Point of view
聞きたい!

聞きたい!

Smoke
聞きたい!
聞きたい!
Drop
聞きたい!
聞きたい!
Another point of view
聞きたい!
聞きたい!
Tone twilight zone
聞きたい!
聞きたい!
Bird watching at inner forest
聞きたい!
聞きたい!
I hate hate

聞きたい!

聞きたい!
Brazil
聞きたい!
聞きたい!
Fly
聞きたい!
聞きたい!
Nowhere
聞きたい!
聞きたい!

 

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